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Posted by 一平 - 2011.02.24,Thu
 読書感想が電話でも寄せられる。蒲郡町三谷小学校の教師であった峯子の教え子が峯子先生について、豊橋歩兵十八連隊で大場栄と一緒だったという人が歩兵の苦しさを・・・。手紙が70年前の記憶を引きずり出すように蘇らせ、そのことを誰に話したらよいのか、聞いてくれるであろうと出版社に電話が入る。日中戦争時代の十八連隊の動きは、書物も読んでもイメージできない。サイパンでは数日間で4万人近い日本兵が殺されていく現場をどうやっても思い浮かべることができないように、大場栄の属した豊橋歩兵十八連隊が7年間も中国大陸を転戦した様子は、戦争体験をしたものでないとわからない。戦火のラブレターに大場栄は実に具体的に戦場の悲惨さを書き残している。戦争は人を殺しあうことだ。毎日が生きるか死ぬか、の日々である。あなぐらで寝泊まりし、大根をかじって何日も過ごす。栄は敵兵士と殺し合った日本刀を何本替えたであろうか。手紙は実にリアルである。
しかし、転戦場所、移動方法が不明であった。
広大な中国大陸の日本兵は中国人民に囲まれ、監視されていた。十八連隊がいつどこに移動するのか?それを知るために野戦郵便局が狙われた。家族に送った手紙から移動先や日本軍の動きを知るためだからだ。そのため手紙には転戦場所や移動方法は書かれていない。伏せ字である。
電話をくれた人からそれらを知ることができた。移動のための偽装工作を行い、移動は深夜に近くの駅まで歩き、軍用列車の貨車にのり、何十㎞も窓を閉めっきったまま移動したという。つづく
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戦火のラブレター動画
遅くなってしまいましたが、
もしまだ観たいと思われる方にご紹介いたします。
2本ありました。
それぞれ前後篇に分かれています。
http://obaloveletter.blog.shinobi.jp/Entry/204/
Posted by 大場書簡を読み解く会 - URL 2011.03.05,Sat 13:59:55 / Edit
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